「209人が犠牲になった「最悪の海難事故」、生き延びた男が「黒い海」で見たおぞましき光景(七尾 和晃)(1/5)」

「船はその一撃で沈んだんだな。いつ手すりから手が離れたかもわからない。気付いたときは水のなかだった。水面に浮かんで、水面を見ても真っ暗で身体が波とうねりで回転させられて、どっちが水面だかもわからない。もう、あとは無我夢中でとにかく水をかいて、水面に顔が出た。水中から上までは五~七メートルはあっただろう。俺が水面に顔を出したときは人の顔は見えず、真っ暗で、一メートル先も見えなかったが、波が大きいのに驚いたよ。ビルみたいな壁みたいな波だよ」

俺が水面に顔を出したときは人の顔は見えず、真っ暗で、一メートル先も見えなかったが、波が大きいのに驚いたよ

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2021-02-13 08:34:28

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