「中国で「男らしくない男性」が標的に…?「ブロマンス」規制とESGで揺れる“大国の矛盾”(小出 フィッシャー 美奈)(1/5)」
いまや世界の潮流となったESG投資。その拡大は、LGBTQ支持の動きと無縁ではない。ESGの「S=社会」に含まれる「ダイバーシティー(多様性)とインクルージョン(包括)」は、性別、年齢、人種、出身地、身体的特徴、性的指向などで異なる属性を持つ人々、あるいは価値観や考え方、文化的背景が異なる人々が共存・共栄できる社会を作ろうという考え方だ。しかし、そんな時流に反するかのように、ダイバーシティー推進に抑制的な規制を強めているのが中国だ。男性同士の熱い絆を描く「ブロマンス」作品に対するある動きから、いま大国が抱える矛盾を、『マネーの代理人たち』の著書もある小出・フィッシャー・美奈氏があきらかにする。
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2021-10-05 20:03:39