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2021-08-15 14:21:03
このコメントを受けた関口さんは、「(番組の司会者として)私も会話の途中でも間違いを正せばよかったということを反省させられました」と語り、張本さんに「どのように受け止めていらっしゃいますか」とコメントを求めた。
張本さんは「今回は言い方を間違えて反省してます。以後、気をつけます」と述べるにとどまった。反省の弁はあったが、具体的な謝罪の言葉はなかった。
関口さんは最後に、「いろんな方にご迷惑をかけた。まずボクシング連盟、それから視聴者の方々にお詫びをしなければなりません。本当にこれからは気をつけて参ります」と結んだ。
番組を見ていた人からはTwitterで「張本さん、それだけですか?もっと真摯な謝罪の言葉を聞きたいです」「発言の当事者がさすがにサラッとしすぎでは?」「なぜ唐橋アナが先に謝罪するの?おかしいのでは」と批判が寄せられていた。
番組での謝罪内容が注目を集め、Twitterでは「#サンデーモーニング」が日本のトレンドで1位となった。
松本は張本氏の謝罪コメントを「今回の言い訳は、すごいな、と。発明やな、と思いました」と指摘した。その理由は「これが許されるなら何を言ってもいいですよね。ボロクソ、何を言おうが、それで怒られたら、あれは本当は真逆の意味で言っています。言葉足らずですみません、で、全部行けちゃう。万能の言葉です」と説明した。
「そもそもサンデーモーニングはリベラルをウリにしているのに、張本さんはあの番組で他人に『カツ』だ『アッパレ』だと上から目線で評価するわけですよね。それ自体、前時代的というか古い運動部的で、番組のキャラクターとはまったく合っていないんです。その意味でナゾの存在だと感じます」
問題となったのは、8月8日にTBS系で放送された報道番組「サンデーモーニング」だ。番組中で、東京五輪で女子ボクシングフェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得したことを報道した。これを受けてリモート出演していた野球評論家の張本勲氏(81)が以下のようにコメントした。
「女性でも殴り合い、好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技、好きな人がいるんだ。それにしても金だから、あっぱれあげてください」
張本勲
韓国野球委員会(KBO)コミッショナー特別補佐官。在日韓国人二世であり、本名は張 勲(読みがな:チャン・フン、ハングル:장훈)
2021年8月12日
一般社団法人日本ボクシング連盟
会長内田貞信様
TBSテレビ報道局「サンデーモーニング」
制作プロデューサー金富隆
サンデーモーニングでの張本勲氏の発言について
私どもが放送している「サンデーモーニング」8月8日放送での張本勲氏の発言に関し、貴連盟より遺憾の意を表す書面を拝受いたしました。
張本氏の発言は、オリンピック女子ボクシングフェザー級の入江聖奈選手(日本体育大学)が金メダルを獲得したことについて、日本中が沸き立つ快挙であり、この目覚ましい成果に対し「あっぱれ」との賛辞を贈り、称賛することが本意でした。
しかしながら、張本氏の発言の中には、ご指摘のように「女性及びボクシング競技を蔑視した」と受け取られかねない部分があり、これについては本来であれば番組内で対応すべきでした。当番組として、不快に思われたボクシング関係者や視聴者の皆さまに誠に申し訳なく存じます。
今回の発言について、張本氏は、次のように述べています。
「私は元々ボクシングが大好きで、白井義男さんやファイティング原田さんが世界チャンピオンになった時に、飛び上がって喜びました。今回、入江選手が金メダルを取った時も、飛び上がって喜んでいました。今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」
私どもとしては、コメンテーターの発言も含め、番組の姿勢が「多様性を否定する」かのように受け止められることのないよう、一層留意しながら番組作りを進めて参ります。
「女子競技は男子競技以上に、安全面に配慮されている」との貴連盟のお考えについて理解を深めながら、今後ともボクシング競技をはじめとするスポーツの素晴らしさを伝えて参りたいと存じます。
ご理解を賜れば幸いに存じます。
これに対して、日本ボクシング連盟は「【女性及びボクシング競技を蔑視した】と思わせる発言がありました」として10日、内田貞信会長の名前でTBSに抗議文を提出した。
関口宏
唐橋ユミ
姜 尚中/p>