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2021-08-13 01:40:16
自由惑星同盟の母星である惑星ハイネセンにおいて現政府の体制に不満のある勢力・救国軍事会議による軍事クーデターが発生。クーデター軍との開戦を前に艦隊全員に対し、「ろくでもない戦いだが、勝たなければ意味がない。勝つための算段はできている」「国家より個人の自由が大切」と語った。
三体人と戦うために人類から選ばれた米国人が「特攻」作戦を思い付いた際、井上という日本人がヤン・ウェンリーの「かかっているのはたかが国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べればたいしたことじゃない」を引用して反論している。
文化大革命(1966~76年)で父を亡くしたエリート女性科学者は、失意の日々を送るなか、謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこで行われていたのは、人類の未来を左右しかねない極秘プロジェクトだった。彼女が宇宙に向けて発信した電波は、惑星「三体」の異星人に届き、数十年後、科学的にありえない怪現象が人類を襲う。壮大な「三体」三部作
「三体」「黒暗森林」「死神永生」の三部作は2100万部を超す売り上げを記録している。2015年、英訳版がアジア人作家して初めて、SF界最大の賞・ヒューゴー賞を受けた。
日本のSFでは、小松左京の「日本沈没」や田中芳樹の「銀河英雄伝説」がお気に入りだ。最近は小松ほどの重量級の作家が出てこないと感じており、むしろ注目しているのはアニメだという。
「攻殻機動隊」「王立宇宙軍 オネアミスの翼」など主要な作品はだいたい見ている。SFではないが、最近のお気に入りは新海誠監督の「秒速5センチメートル」だ。「日本の作品には、宮崎駿監督の映画のように、欧米のSFにはないロマンチックで詩的な感じがある」と評価した。
翻訳された「三体」は、オバマ前米大統領やフェイスブック創始者のザッカーバーグ氏らも愛読した。外国人に受けた理由は自分でもよく分からない。「必ずしも中国の作品の質が上がったのではなく、中国文化の存在感が強まり、SFも注目を浴びたということかもしれない」と話した。
中国名の読みなど含め声優さんの音声で聞くとわかりやすい