「"遺伝"するRNAーーエピジェネティクな変化は世代を超えるのか?(中屋敷 均)(1/4)」
第二次世界大戦末期に起こった深刻な食糧危機。この「オランダ飢餓」とも呼ばれる危機の影響による病的な形質が、子世代はおろか、孫世代にまで"遺伝"している可能性があることについて、前回の記事でご紹介しました。母体が「オランダ飢餓」から影響を受けた子供や孫に現れた病的な形質は、エピジェネティクな変化によるものなのでしょうか? 今回は、「エピジェティクな情報の子孫への遺伝」について、引き続き考察してみたいと思います。
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2022-06-15 14:02:28