「「陽性取り下げろ」トンデモ要求も 医師が思わず涙|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト」
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで、医療関係者と患者との間のトラブルも増えているといいます。陽性を取り下げろと要求する患者、こんな非常識な人もいるようです。 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「正直やってらんないって感じですね。もうそうですね、こっちは本当に…」 医療の最前線で踏ん張っている医師が思わず見せた涙。 新型コロナの患者が急増する今、理不尽なとんでも患者が増えているというのです。 目黒の大鳥神社前クリニックの北村院長によりますと、その患者は50代男性で先月、微熱とせきの症状を訴えたためPCR検査のほか、採血やレントゲンなど診察を行い、約6000円を払って帰っていったといいます。 その翌日、陽性が判明したことを電話で伝えました。と、その数日後…。 50代男性患者:「陽性だったら金がかからないはずなのになぜ支払いが発生した?」 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「『PCR(検査)が陽性ならお金が一切かからないと聞いた』と、『なのに自分がお金を払った。どういうことだ』と、そうではなく『陽性になった後はかからないですけど、最初の時、初診料は発生するんです』と、『そんな話は聞いたことがない』と、『お前のクリニックで負担しろ』と」 男性患者はクリニックを訪れ、全額返済しなければ帰らないと受付などに4時間半も居座ったというのです。その時の音声があります。 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「誰も受け付けできませんし、会計もできません。非常に困っております」 この対応で診察は数時間もストップしてしまいました。待合室にはどんどん患者がたまっていき、密に。帰ってしまう人もいたといいます。仕方なく警察に通報しました。 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「事件といいますか、クレームなんですよ。業務妨害されている状況なんです。ちょっと恐怖も感じております」 しかし、警察が駆け付けるも金銭トラブルなので警察は関与できませんというようなことを言われたといいます。 結局、クリニック側が約6000円全額を返金したといいます。 また、陽性を取り下げてくれという30代男性患者もいたといいます。 30代男性患者:「別の医療機関で検査したら陰性判定だった。保健所に連絡したら一つ目の陽性判定を取り下げたら陰性になると言われた」 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「陽性を取り下げてくれって何?っていうところだったんですよね。そもそも陽性なのに何で他の医療機関を受診したんだろう」 その患者は「お前のクリニックには二度と来ない」と捨てぜりふを残していったそうです。 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「スタッフを感染させてしまったら、ましてやそのスタッフが死んでしまったら。リスクとかを考えながらやってきて…」 昼休みも診察を行うなど頑張っている状況でのとんでも患者。当事者だけでなく他の患者にも迷惑が掛かっているといいます。
コンテンツ文字数:0 文字
見出し数(H2/H3タグ):0 個
閲覧数:103 件
2021-08-27 08:31:46