「コロナ禍に迷走する政治家に重なる、責任回避した特攻立案者たちの姿(神立 尚紀)(1/4)」
75年前の戦争を体験した高齢の元軍人のなかにさえ、「戦争中よりも閉塞感と怖さを覚える」と言う人がいる、新型コロナ感染症拡大による「コロナ禍」。これまで500名を超える戦争体験者の声をじかに聞いてきた筆者は、見えない相手との出口の見えない戦いのなか、緊急事態宣言発出の記者会見での総理の一言に、大戦中、特攻隊の成立に深く関与した将官の言葉をふと重ね合わせた。昔もいまも変わらぬ「命じられる側」と「命じる側」の共通点、そして「一言の重み」とは――。
コンテンツ文字数:7,962 文字
見出し数(H2/H3タグ):0 個
閲覧数:219 件
2020-04-29 16:46:27