「証券業界に大激震…! 営業マンが売りまくる「仕組み債」のヤバすぎる現実(浪川 攻)(1/8)」

新型コロナウイルス問題が深刻化する前の2019年後半、東京近郊に住む一人の主婦がある大手証券の営業店を訪れた。手元にあるのは個人向け国債の満期資金1000万円。老後のための蓄えの一部である。窓口の担当者がすすめてきたのは仕組債だった――。「金融資産5000万円以上をお持ちならば、もっと利率の高い魅力的な商品がありますが、どうですか」。さすがに「そこまでの資産はない」と断ると、担当者は「200万円以上で1000万円ならば、この商品ですね」とさらに別の資料を主婦のほうに押し出した。その直後、見計らったように支店長がやってきた。「奥様、商品の仕組みはおわかりいただけましたね」

さすがに「そこまでの資産はない」と断ると、担当者は「200万円以上で1000万円ならば、この商品ですね」とさらに別の資料を主婦のほうに押し出した

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2020-09-09 14:40:27

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