「「後方の警備が難しい」と他党に指摘も… なぜあの場所で演説が行われたのか 安倍元首相銃撃 | 関西のニュース | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ」
安倍元首相が銃撃され、死亡した事件では、警備の問題も指摘されています。 他の政党が、警備の難しさから事件現場での演説を断念していたことが分かりました。 7月8日、奈良市の大和西大寺駅で演説をしていた安倍元首相は、背後から車道を横切って近付かれ、銃撃されました。 【奈良県警察本部 鬼塚友章本部長】 「警護・警備に関する問題があったことは否定できないと考えており、早急に問題点を把握し適切な対策を講じたい」 奈良県警は事件の前日に安倍元首相が演説することを知ったものの、準備する時間は十分にあり、警備に問題があったと認めています。 大型商業施設があり、人通りが多いため、選挙演説の人気スポットだった大和西大寺駅。 しかし、立憲民主党の関係者によると、ことし4月に泉健太代表が同じ場所で演説したいと申し出ると、警察から「後方の警備が難しい」と指摘され、断念していたことが分かりました。 そのため泉代表は、少し離れた場所で演説。 警察から車の上で演説することや、車を防弾パネルで覆うことなどを要望されたといいます。 自民党や立憲民主党のような警護対象者がいない他の政党も、この場所での演説は注意を払っていたと言います。 日本維新の会は、およそ150メートル離れた場所で演説。緊急時に使える車を用意していました。 共産党は同じ場所を使ったものの、ガードレールをずらして選挙カーを乗り入れ、その上で演説を行っていました。 公明党も自民党とは違う判断をしていました。 【公明党 大国正博県議】 「(ことし4月以降)あの場所でやってない。(選挙カーを置く)スペースがないという判断で」 他の政党が細心の注意を払う場所で、なぜ自民党は演説を行ったのでしょうか。 【自民党の関係者は…】 「ガードレールで囲まれたあの場所は、360度見渡せるし、囲われているので、間近に聴衆が来ることもない。警察から安全上の問題は指摘されなかった」 奈良県警は当時の警備体制や詳しい経緯などについては「回答を差し控える」としていて、警察庁が検証を進めています。
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2022-07-22 11:33:57